最近は袴を胸高にするのがトレンドのようで、半巾帯を結ぶ位置を高く決めました。
袴の着付け
とてもスレンダーなお嬢様が多いのですが、大抵の方が反り腰になっています。
そのような方の腰周りは、上記のことも考慮しながら少し多めに補整した方が良さそうです。
また、着物・長襦袢の身丈も同様に考慮しないといけないと思いました。
レンタルだと、あらかじめ短く仕立てられているものが多いですが、
通常の身丈の場合、ふくらはぎの辺りまで裾線を上げる処理をしなければなりません。
この時、おはしょり有りでするのか、無しでするのか、バルーンでするのか、
着付け方によっても補整量が変わってくると思います。
現在は、おはしょり無しで着付けているのですが、
この着せ方はウェスト周りに余分な生地が集まってきます。
なので、その分補整は少なくなります。
この日、お客様がご用意されたのはレンタルの短い着物・長襦袢でした。
あとは、半巾帯の長さや厚み、硬さによって、巻き方や結び方を変えないといけないと思いました。
今どきの長い半巾帯を巻いたら三周できるのではないかと思うぐらいとてもスレンダーな方もおられます。
タレさきが想定外に余ってしまわないよう、お勉強しておきます。
実践したこと
二つ、やってみました。
一つは、袴の背中側に付いている小さいヘラの使い方です。
今までは、ただ背中に差し込むだけでしたが、
福井洋子先生のオンラインサロンで学んだやり方を実践してみました。
二つめは、袴正面に絶対にほどけないリボンを結びました。
練習中にひらめいたものなんですが、もしかしたら既に誰かがやっているアイディアかも知れません。
それでも、かわいいです!と喜んでくださったのでいいんです。
レンタルの袴は、ほとんどがポリエステルで滑りやすいため、結びもほどけやすいです。
そんな時でも大丈夫な結び方です。
続くご縁
お客様のお姉様の卒業式と成人式にもお支度させていただいており、
またこうして大切な日にお手伝いできたことに感謝いたします。
ありがとうございました^^