今年は、二日間にわたって3名様のお支度をさせていただきました。
一日目、朝から曇り空でいつ雨が降るかわからない。
二日目、朝から雨が降りやまず。
といった状況だったのと歩きやすさを重視して、長襦袢・着物ともに裾線を短めに着付けました。悪天候の中、慣れない着物で歩くのは、お客様にとって大変なストレスです。少しでも軽減できるよう、かかとが1cm見える程度にしました。本来ならば、かかとが隠れるようにしますが、その日の状況を考慮して着付け方を変えます。
お召しになられたお着物は三者三様で、それぞれとてもお似合いになっておいででした。完成形は同じですが、ハッキリと個性が出るものだとあらためて思いました。お子様が主役ではありますが、お着物を纏ったご自身を鏡でご覧になった表情は、とても良いお顔をされておりました。それは、私にとってプライスレスな報酬です。
お子様の大切な節目の日にお手伝いさせていただき、ありがとうございました。
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