普段着物においては、着物ルールにとらわれず自由に着ています。
教室に通っていた頃、素敵だと思う人の着方をまねていたのを、「ルールを知らずに着るのと分かっていて着るのとでは違いますよ」と、教わっていた先生から言われたことがありました。当時は、なぜそうおっしゃるのか分からないままでした。
よくよく考えてみると、これから先生が教えようとすることを先走ってやったのをたしなめられたのだと後から気づきました。
当時は着ることが嬉しくて、早く知りたい早く学びたいと思っていました。膨らむばかりの着物への興味にブレーキをかけられた、、、そんな気持ちを思い出しました。
振り返ってみれば、着物に興味を持ったきっかけは、高島礼子さんと高知東生さんの着物での結婚記者会見をテレビで観たことでした。あまりのかっこよさに衝撃をくらいました。これはぜひ着てみたいと思いましたが、私がチャレンジするのは、そこからもっと後になります。着物は高価なものだからと思い込み、おいそれと手を出せるものではないと諦めていたからです。
随分と時間が経ってから、きくちいまさんの著書をはじめ七緒や何冊かの着物本と出会い、色々知っていく中でリサイクル着物の存在も知りました。そうやって着物ルールは知らずにビジュアルや形から入り、着方を本から学び自己流で着ていました。しかし、途中で限界を感じてしまい教室に通うことになります。
今は、YouTubeで色んな方々の着方のプロセスを学べるので羨ましいです。
あらためて思うのは、着物ルールうんぬんの前に、着たいという気持ちを本人自らまた他者が押しつぶしてはいけないということ。
着物ルールは、普段着物は自由だけどフォーマルは気を付けなければいけない事さえ知っていれば問題ないと、今は思います。着物はじめの時にはたいして知らなくても、後からでもいくらでも学べますから。
今日では、教室や着物本以外に、SNS、YouTube、Google先生など学ぶツールを選べるので大いに活用すべきですね^^
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